導入事例

ー Customer Stories ー

精神的余裕も生まれた。KDDIウェブコミュニケーションズが語るRPA導入の真価

クラウド・ホスティングやWebサービス、プラットフォーム事業を展開し、使いやすく高品質なITソリューションを提供する、株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ様にお話を伺いました。


株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ様では、レンタルサーバーやWebサイト作成サービスなど、多岐にわたるITソリューションを展開されています。今回は、デジタル商材を販売するEC事業において業務効率化を目的に「クラウドBOT」をご導入いただきました。自動化の対象業務や導入後に感じた効果について、お話を伺いました。



インタビュイー 株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ 畠山様、岡山様、元井様
インタビュアー 株式会社C-RISE 金栄 貴司

導入の経緯について

金栄: RPA導入の経緯について教えていただけますか?

岡山様:今回のEC立ち上げを企画した時点で、RPAの導入は決定していました。特に、ECで受注した商品の仕入れや納品業務におけるスタッフの手作業を削減する目的で、RPAの活用を検討していました。
当初はデスクトップ型RPAを想定していたのですが、「構築に大きなコストがかかること」や「ロボットを実行するPCの社内設置が必要になること」に課題を感じていました。そんな中でご紹介いただいたクラウドBOTは、クラウド上でロボットを実行できる点に加え、伴走支援や運用サポートもリーズナブルな価格設定であったため、導入を本格的に検討することとなりました。

クラウドBOTの利用用途と導入効果

金栄:クラウドBOTはどのような業務でご活用いただいていますか?

畠山様:ECで受注した商品を、各メーカーのWebサイトから仕入れる作業と、仕入れた商品を基幹システムに登録する、納品直前までの一連のプロセスを自動化しています。今回取り扱っているのはデジタル商材ですので、注文から仕入れ、納品までをすべてクラウド上で完結できます。

金栄:注文から納品までがワンストップで自動化されているのは素晴らしいですね。まさにデジタル商材ならではです。

金栄:実際に導入されてみて、特に効果を感じている点があれば教えてください。

元井様:RPAの導入が間に合わない状態でECの運用を開始する事になり、しばらくの間、仕入れから納品に至るまでの作業をすべてスタッフが手作業で行っていました。


RPA導入後は「注文内容の確認とメーカーサイトでの仕入れ作業」および「仕入れた商品の基幹システムへの登録作業」をロボットが自動で処理するようになり、スタッフはロボットの処理結果をチェックし、納品対応に集中できる体制になりました。その結果、該当業務にかかる作業時間は半分以下に削減されました。


もちろん、時間の短縮も大きいですが、スタッフの精神的な負担軽減も大きかったです。注文対応ではミスが許されないため、注文数が多いと精神的な余裕がなくなることもありましたが、自動化によってその負担が軽くなり、新たな業務展開にも前向きに取り組めるようになりました。

金栄:自動化が業務だけでなく、スタッフの方々の精神的な負担軽減に繋がっているというのは、嬉しいです。新しい取り組みを行う際にも、時間的に、精神的に余裕があることは大切ですよね。

クラウドBOTの良いポイント

金栄:クラウドBOTに対して、特に満足している点があれば教えてください。

岡山様:無料プランが用意されている点です。デスクトップ型のRPAは導入決定後に構築を始めるケースが多いと思いますが、クラウドBOTは無料で試せるので、内容を理解した上で導入を検討できたのはとても良かったです。

畠山様:すぐにクラウド上で試せる点も魅力でしたね。

金栄:ありがとうございます。基本機能は無料でお試しいただけるので、導入可否の判断を安心して行っていただけるのがクラウドBOTの特徴でもあります。

最後に

金栄:クラウドBOTはどのような企業におすすめできると感じますか?

岡山様:ロボットの作成にはある程度ロジカルな思考が必要なので、ITリテラシーの高いスタッフがいる企業であれば、ローコストで自動化を運用できると思います。

元井様:自社に「自動化の実現イメージ」を持っている方がいれば、伴走支援を活用してスムーズに構築を進められると思います。

畠山様:業務効率化の予算が限られている企業でも、クラウドBOTならスモールスタートが可能です。人件費が高騰している今、業種を問わずおすすめできます。

金栄:今後、クラウドBOTで取り組みたいことがあれば教えてください。

畠山様:多くあります。現在販売している商材は、一定期間ごとに更新のタイミングがあり、そうした定期処理も自動化していきたいと考えています。また、手作業で行っているデータ集計などもRPA化したいですね。加えて、今回構築したBOTを社内で柔軟にメンテナンスできるよう、クラウドBOT自体の学習も進めていきたいです。

元井様:BOTでエラーが発生した際の対応についても、社内ナレッジとして蓄積していければと思っています。

インタビュアー コメント

クラウドBOTの導入が、業務効率化という本来の目的達成に加え、スタッフの皆さまの精神的負担を軽減し、新しいチャレンジへの余裕を生むきっかけとなっていることに、私たちも非常に励まされました。単なるツールの提供にとどまらず、御社の一員のような気持ちで伴走させていただけたことに感謝しています。今後も御社の成長と挑戦を、製品とサポートの両面から全力で支えてまいります。

株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ


クラウド・ホスティング事業やウェブサービス事業、プラットホーム事業を展開。​中小企業を中心とした顧客に対し、使いやすく高品質なITソリューションを提供している。​
設立: 1987年2月25日
代表者: 代表取締役社長 石井 健太郎
事業内容: クラウド・ホスティング事業、ウェブサービス事業、プラットホーム事業